いきなり身体動作の話

めっきり更新が滞ってましたね
きっと皆さんにはどーでもいいことなんでしょうけど
最近気づいた身体の意識の気づきのメモ


普通に生活してる人が一歩二歩、前後ろとか0 1 0 1 0 1というデジタルな感覚でいるとして。
これを0 0.1 0.2 0.3 … 1 という風によりアナログな感じにすることが大事だと思う。
この数字の計算だと単純に同じ動作でも10倍の緻密さということになるけど
これを前者と同じスピードむしろそれ以上でこれを出来るようにするということだと思う。
もちろん0.1 0.2 が出来るようになったら 0.01 0.02 … 1 になるのは言うまでもない。
そしてこれが出来ると例えば0.4のところでぱっと止めて違う動きに変化したりということが可能なんだと思う。


武術の話で例えれば相手と正対していて
ボクシングとか格闘技でありがちな
お互いに0 1 0 1で交互にタイミングを取り合っているような場面で
試合としてはこれが噛み合ってて一番面白いのだけど
武術ならば相手が0から1に移る前の0.3位のとこでぱっと入ることが重要。
もちろん0.1で入れるならもっとベターだし0.01で入れたらもっとベターだ。
相対性理論でいうなら0 1の人に対して0.1 0.2で動いてる人には10倍の感覚的時差がある訳で
そりゃまあ、ほいっと余裕を持って動けるということになる。


これを突き詰めていくとただ手を前に出すと言う行為が攻撃にもなるし防御にもなるということになる
変な話パンチを出してから相手に届くまでの間にどうすればいいかゆっくり考えればいいのだ
そしてそれば頭で考えていては遅い、頭ではなく身体でとらえる、考えるのではなく感じるのだ
そういえばブルースリーも同じこといってたな。
そもそも手を出さなくても一歩前に出るだけでいい場合も多い、
盛り場でケンカを売られるときなんて相手がケンカを売ろうとする瞬間の、
その0.いくつのタイミングで自分の重心をちょっとずらしたらそれだけで終わることがほとんど。
相手にも気づかれないくらい小さく気勢を制すればいいわけ、
わざと何か嫌な予感を察知させる、大体はそれで丸く収まる。


投げに関しても同じ理屈。パワーの投げは0 1の力だから勢いが必要。
0.1 0.2 の投げは相手をちょっと引いて例え0.1でも崩れたら
芋ずる式に0.2 0.3 … 1という風に崩して投げてしまう
0 1のデジタルで投げられた瞬間が「うわっ」バタンって感じだとすれば
0.1のアナログの場合「あれ、あれ、あれ、あれ」コロンって感じだ
もっと緻密な0.01の投げは相手0.01崩せれば芋ずるということ
0.1の人は0.01崩しただけでは投げられない。
もちろん0.3 0.4 から急に1と変化させることも出来る。
上達すれば2とか3にも出来ると思う。
0.8くらいまで投げといて、そこで止めて、いきなり逆向きに投げたとしたら
どれくらい凄い威力になるか想像できるだろうか?
もし0 1の感覚の人がこれをくらったら
対応できずに腕とか捻じ曲がって折れるだろうね。
動画だとこの人がわりとわかりやすいと思う
池田裕


とまあ今日はここまで
あくまでこれは自分で考えた理屈なので
正しいかどうかは保障しません。
まあ理解できる人なんていたらびっくりだけどね
なんとなく最近思う身体のことをつらつらと書いてみました
ついて来れる人だけ、ついて来てください。