近い将来、武道、武術が見直される時代が来るって話

久しぶりにブログ更新でもしてみましょうか
最近はずっと仕事が忙しくて
プライベートがほぼない状態で
やっとまとまった時間がとれた感じ
ややこしい話でも一つしましょう


近い将来、武道、武術が見直される時代が来るって話
僕なんかは武道、武術とか好きなんですが
結構この平和なご時世に何をしてるんだとか
もっと楽しいことの方がいいじゃん的な批判は日頃からよくあるわけです。
そういった批判も、もう馴れたので
特にそのこと自体を批判する気はないのです、が
最近気づいたのですがこれから20年以内に
武道、武術が見直される時代が来ますね。


なぜか
それは少子化と移民受け入れにあります
これから先、老人がどんどん増えて子供が減っていくのは確実です
それは日本の文明が一つの完成系に辿り着いた証ではありますが
完成してしまったものは滅ぶ運命にあります
先に進むことを拒んだ文明は滅ぶしかないんです
歴史が証明しています
例外などありません
過去の完成した素晴らしい文明は全部滅んでいます
現状を維持する使命を受けて生まれてくる魂なんてないってこととちょっと似てるかもしれませんね。


話は逸れましたが
今はまだ平気ですが少子化が進むと国民は確実にきつくなって来ます。
その対策として移民を積極的に受け入れようという動きがあります
僕も最初はありえない、治安が悪くなるどころじゃない
国そのものを売り飛ばす気か、とまで思ったのですが
今は拒むのは当たり前で
でも徐々に若者に負担が増してきて税金も介護料も膨大になって
きて手も足も出なくなったときに
その負担を減らしてくれる移民を拒み続けることが出来るでしょうか
どっちみち元気のなくなった日本は隙だらけになり
移民を拒む元気なんてなくなるでしょう


僕は過疎化した沖縄の離島にしばらく滞在したことがありますが
おじいとおばあは伝統や文化を守りたいから内地からの移民を拒む、
若者は刺激を求めて島から出て行く
結果老人しか島に残らず、島の元気は失われ
内地の大企業に買収されてでかいホテルなんかが建ってしまう
という現状を目の当たりにしました
おじいとおばあは島ごと墓まで持っていく気なのかと
せっかくあった島の素晴らしい文化も進化することを拒んだら
滅びてしまうんですね、残念なことです。


また話が逸れましたが
日本の将来の移民受け入れは避けられない未来です。
弱り切った日本に対して勢いのある異文化が大量に流入してくる
そういう絵が見えます。
文化のぶつかり合いがが起これば活気は出ますが
世間はどんどん不安定になって、今じゃ考えられないくらい治安も悪くなるでしょう
洗練とはほど遠いとても粗い時代になるといわざる得ません。
日本人は長い平和でアイデンティティを喪失してしまっています
激流のような変化に何が正しいかもわからず
バックボーンのない文化はあっという間に駆逐されるでしょう
海外に長く行ったことがある人はわかると思いますが
じゃあ結局、日本ってなんだったのか。そういう話なってくるはずです
追い詰められた、そのときこそ日本人のアイデンティティの復活のときだと思います
忘れ去られようとしていた様々なものが台頭してくるとは思いますが
僕はそのひとつが武士道であったり武道や武術の知恵なのではないかと思うんです。
幸い武道や武術はそういった粗い時代にこそ力を発揮するものだと思います。
日本人の美意識の根底には何があるのか、その根底をしっかり押さえて
新しい文化を飲み込んで力強く進化していかないといけません。


あと20年後とかって僕もまだ油がのってる時期ですから
このまま武術とかを止めなければ、指導とか出来る立場にもなってるでしょうし
ちゃんと実戦で実践できる無形文化財を継承して
そのときに日本の文化のために力を尽くしたいなあと
そんなことを感じています。
そう思うと僕が伝統工芸師の家系に産まれたのもそういうことなのかもしれません。