墓場鬼太郎

1960年のゲゲゲの鬼太郎の原作が今更なぜかアニメ化で
かなり高視聴率ととってるらしい
んでなんだかんだ見てるわけですが。

暗い、びっくりするくらい暗い
そして登場人物は何も余韻を残さずあっけなく死ね。
鬼太郎は主役なだけで性格は歪んでるし口も悪い。
自分を育ててくれてる恩人をただの金ずるといい
その人が死にそうな場面でもあっさりと見捨てて見殺し。
うーん水木しげる恐るべしだな
でもあの人間の冷たさは昭和な感じがする。


昭和の当時は墓場ってのがイメージが悪すぎて
ゲゲゲに変えられたんだそうな
この暗さも昭和には重すぎて却下されて、妖怪退治ものになった。
そして今は世の中が満たされて平和になったから
逆にこういう暗いのがうけるようになったみたい
この暗さは現代ではリアルティがなくなったんだね。


なんとなくやっぱり世の中は全体的に明るい方向に変わってる気がした。
やっぱり見てておいおいそりゃいくらなんでも酷過ぎるだろって言いたくなるもん、
当時は風刺的な意味もあったんだろうけれども、もはや洒落でしかない。


昭和の匂いってのは今や新鮮ですね。
次の世代には現代はどんな風に映るんでしょう、
恥ずかしくないようにしたいもんです。